
Asbestos COUNTERMEASURE CONSTRUCTION
アスベスト除去工事
アスベストの危険性
建材等に広く使用されてきた石綿(アスベスト)は、肺がんや中皮腫などの原因となります。石綿による健康障害を防ぐため、適切な石綿対策を行うことが必要不可欠です。アスベストを取り除く際には、事前に環境課や労働基準監督署に施工計画を提出し、審査を受け、受理されないと行えません。アスベストのレベルは、飛散の危険性によってレベル1から3までの3段階に分かれ、レベル1が最も危険なレベルとなるのです。一般的な毒性のある物のレベルは、危険性が高くなるとレベルの数値も上がるのに対し、アスベストはレベル1が最も危険なレベルとなるので注意しましょう。
Level. 01
発じん性が著しく高い
吹付石綿除去
レベル1の建材は「石綿含有吹付け材」となります。
これはアスベストとセメントを混合した状態の物をいい、建築物に吹き付けることで固まり綿のような状態になるのです。
石綿含有吹付け材が、アスベストの濃度が非常に高く、撤去の際には大量の粉塵が飛散します。
Level. 02
発じん性が高い
断熱材・保温材除去
レベル2は、配管などに巻き付けてある保温材や断熱材として利用されているのが一般的です。レベル1よりも飛散のリスクは少ないものですが、アスベストの密度が低く軽いものが多いため、崩れてしまうと大量に飛散する恐れもあります。ただし、吹付け材のようにこびりついていないため、配管事取り外すなどの対処もできるという特徴もあるのです。
Level. 03
発じん性が低い
外壁塗膜除去
レベル1・レベル2に比較し、取り扱いが大きく異なってくるのがレベル3です。板状などの硬く成形された建材が該当します。そのため、レベル1・2に比較し固く割れにくい建材のため飛散のリスクが低いという特徴があるのです。日常で使用する分には飛散することはあまりありませんが、それでも解体時には注意が必要なことには変わりありません。

除去作業について
除去作業依頼するうえでは、やはり費用が気になってくるものです。現場状況によっても大きく変わるため、まずはご相談ください。
例えば、オフィスの天井裏の除去作業では使用中のオフィスと使用されていないオフィスで費用は変わります。また、建物間の外壁塗膜除去工事では、隣の建物との隙間が広いか狭いかでも作業の難易度が変わります。

愛知県
事業用建物
レベル1 吹付石綿除去工事

愛知県
事業用建物
レベル2 断熱材除去工事

愛知県
事業用建物
レベル3 外壁塗膜除去工事
アスベスト除去費用は、アスベストレベルや含有面積・含有建材によっても異なります。
事前にしっかりとしっかりと調査・お見積もりいたしますので、お気軽にご相談ください。
CONTACT construction method
工法紹介
water jet construction method

ウォータージェット工法
ウォータージェット工法では、外壁の剥離と同時に吸引するので、アスベストの飛散の危険性がありません。また汚水も完全濾過するので、アスベストが下水に排水されることも一切ありません。ウォータージェットとアスベスト両方の知識とキャリアを持つ岡野技建ならではの施工です。
Hand scraping method using a stripping agent

剥離剤併用手ケレン工法
アスベスト含有建材を除去する際に、剥離剤を使用して表面を軟化させ、手作業で削り取る工法です。剥離剤によりアスベスト層が柔らかくなるため、手ケレン(削り作業)によって効率的かつ安全に除去できます。この工法は湿式で行われ、粉塵やアスベスト繊維の飛散を抑制するため、周囲環境や作業員の安全を確保しつつ、特に細部の作業に有効です。
Grinder method with dust collector

集塵装置付きグラインダー工法
アスベスト除去時にグラインダーを使用し、建材表面を削り取る工法です。グラインダーに集塵装置が連結されており、削り取った際に発生するアスベスト繊維や粉塵を即座に吸引・捕集します。これにより、作業中の粉塵飛散を最小限に抑え、安全な作業環境を確保します。この工法は、効率的に作業を進めながらも飛散防止策を講じる点で、特に外壁や床の除去に効果的です。
Isolation Method

隔離工法
アスベスト除去作業時に、作業区域を外部から物理的に隔離してアスベスト繊維の飛散を防ぐ工法です。ビニールシートや防塵シートで作業エリアを密閉し、内部を負圧に保つことで、繊維の外部漏出を防止します。作業後は徹底的な清掃と空気中のアスベスト濃度を確認して安全を確保します。この工法は、特に屋内作業や人口密集地での作業に適しており、安全性が高いのが特徴です。
Glove bag method

グローブバック工法
アスベスト除去作業において、作業エリアを密閉した袋状の作業スペース(グローブバック)内で行う工法です。作業員は外部から手袋が付いた専用の袋を操作し、直接触れることなくアスベストを除去します。袋内は負圧を維持し、繊維の飛散を防ぐため、作業中の安全性が高まります。この工法は、配管や小規模なアスベスト含有物の除去に適しており、密閉環境下で効率的かつ安全に作業が行えるのが特徴です。
Chimney lining material removal method
煙突ライニング材除去工法
煙突内部に使用されているアスベスト含有のライニング材を安全に除去する工法です。作業は密閉された作業エリアで行われ、ライニング材を手作業や機械で削り取ります。粉塵やアスベスト繊維の飛散を防ぐために、除去中は集塵装置や湿式処理を併用します。また、作業エリアは負圧を維持し、外部への漏出を防止します。この工法は、高所作業に適した専門的な技術と装備が必要とされるため、安全性が重視されます。
Construction flow
施工の流れ

Step01 お問い合わせ
『アスベストが使われているかも知れない・・・』と思ったら、まずは気軽にお問い合わせください。お客様の状況をお聞きしたうえで、現場へ診断に伺います。

Step02 事前調査・診断・分析
お客様の建物の図面や築年数を事前調査した後、疑わしい建材をサンプリング採取し、含有状況をお調べ致します。

Step03 調査報告・ご相談
調査結果の報告から工事方法まで詳しく丁寧にご説明します。
わからないこと、ご心配がございましたらお気軽にご相談ください。

Step04 関係書類作成・各種届出
工事に入る前に、必要書類の提出準備・作成などのスケジュール調整を行い、労働監督署と役所への届出を行います。

Step05 工事環境を整える
除去工事ではアスベストの外部飛散が懸念されます。アスベスト関係法令、マニュアル等を遵守し隔離養生、機器設置を行い、飛散防止対策をします。

Step06 廃棄物の処理
除去したアスベストは廃棄物処理法で定められた処分方法で責任を持って確実に処分致します。

Step07 完了・お引き渡し
除去作業後、浮遊状況を測定確認した上で、作業完了です。お客様の目の前で「安全な環境」をご確認いただけます。



FAQ
よくあるご質問
飛散したアスベストを吸入すると繊維は肺の中に残り、肺がんや悪性中皮腫、石綿肺の原因になります。現在起こっているアスベストによる健康被害の多くは、数十年前の様々な場面での作業現場などでの飛散したアスベストの吸い込みによるものです。
建築物を施工した業者に問い合わせ、設計図書で確認します。建築時等の情報がない場合は、目視での確認や吹付けアスベストが規制された年代と建築年次、使用されている用途などにより類推する方法があります。詳しくはご相談ください。

多くの建築物にアスベストは使われています。 様々な用途に使われ、石綿製品は3,000種類ともいわれていますが、その9割以上が建築建材製品(耐火壁・天井・外壁など)に使われてきました。また、電気製品や自動車、家庭用品の一部にも使用されています。